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紅緋古譚 7 反撃

「へへへへへ、男をバカにするとこうなるんだ」

 そういって、足を広げさせ、下品な顔して自分にのしかかる男を見た。
 今日の実習訓練の1対1で私に負けた奴だ。
 そして手を抑えつけている二人の男、離れて次を待っている奴。

 にやにやと欲望を丸出しにして、下卑た笑いをしていた。
 4人。
 今日は少ない方だな。

 ぼんやりとそう思う。

 一人では敵わず、仲間とつるんでしか動けない奴ら。
 順番に、気の済むまで私を犯し続ける奴ら。
 ふと、その内の一人がナイフを持っているのに気付いた。

 最期に順番が来た男。
 そいつは前だけ緩め、そのナイフを腰のベルト通しに挟んだままだった。

 私は、面倒と疲れでもう抵抗らしい抵抗もしてなかった。
 ただそのナイフだけを見ていた。

 そいつが身体を離した時、ふとそのナイフに手が伸びた。
 それを何か勘違いしたようだった。

「なんだよ、お前、もっとやりたいのか?」

 にやけてそう再び近づいてくる。
 お陰でナイフが手に届いた。

 鞘はそいつのベルト通しにつけたまま、刀身が抜けて光る。

 急所。
 幾つか教えられた場所。
 人形相手に、正確に叩きこむように体で教えられたばかりだった。

「ぎゃあぁぁぁぁ!!」

 首のそこにナイフが深くささった。
 奴が暴れたために、ナイフが抜けて、勢いよく血が吹き出る。

 ああ、こんな風に出るもんなんだな、と思った。
 人形じゃあ、こんな風にならない。

 残り3人が硬直したようにこちらを見ていた。
 ゆっくりと立ち上がる。
 体の痛みは何故か感じなかった。

「うわ、わ、わ、わ、」

 近くにいた一人が慌てて転倒する。
 腰が抜けたみたいだった。

 思いっきり胴体を下から上へと切り上げた。
 
「ぎゃぁぁぁあっ!!」

 なんだ、胴だとあまり血が出ないんだな。
 やっぱり頭と首かな?
 痛みで傷を抑えるそいつの頸動脈を狙って、ナイフを振るう。
 噴水のごとく出る血にうっとりする。

「ふ、ふ、ふ」

 思わず笑みがこぼれた。
 そして残り二人を見る。

 慌てて扉のかぎを開けようとする一人が背中を向ける。
 そちらを狙う。

「やめろっぉぉ」

 そう言って抵抗され、目標が誤った。
 腕が深く切れた。
 でも吹き出した。
 残念。
 でもきれい。

 腕の内側にある太い血管を斬る。

「ぎゃぁぁぁぁぁ」

 そう言ってのたうちまわる。
 そしてもう一人。

「やめろぉぉ、くるなぁぁぁ」

 先ほどまで、私に乗りかかって犯していた奴の言うセリフじゃないな。
 何も言わずに近づく。

「悪かった!悪かったからぁ、もうしない、だからっ!助けてくれっ!」

 必死で言うそいつを冷ややかに見る。

 どれだけ。
 どれだけ私がそう言ったと思うのだ。
 それを無視したのはそちらだろうに。

 慌てまくって必死に逃げようとするそいつの首をめがけて、私は跳躍した。


 気付いたら部屋は真っ赤だった。
 そして血のにおいが立ち込めていた。

 なんだ。
 こんなに簡単なことだったんだ。

 そう思うと不思議な笑いだしたい気持ちになった。

 ふと、脱がされた服を探した。
 それを手に取る。
 これは血に汚れなかった。

 でも着るのが面倒だった。
 上着も直すのが面倒になり、片手にナイフを握ったまま、もう片方で服を持つ。

 そのまま鍵を開けて廊下に出る。
 そのまま医務室へと歩く。

 途中すれ違った何人かがびっくりしたようにこちらを見た。
 何も言わずに、無視する。
 向こうも何も言われなかった。

 そして医務室の扉を開けた。

「タイミング悪いな、お前」

 そう医者が言った。
 どうやら治療と称してレイプの真っ最中だったようだ。
 裸の足がカーテン越しに見える。
 くぐもった嬌声が聞こえる。

 面倒でそのカーテンを開けてやる。

 すると手をベッドに縛り付けられ、医療用テープで口をふさがれ、裸に剥かれて医者と繋がっている同性の同期が居た。
 確か今朝、具合が悪いと言って医務室に行くと言っていたな。

 ただ医者はこちらの様子を見て、異常に気付いたようだった。

「何があった?下も履かずに前も直さず、そのまま来るなんて。直ぐに終わらせるから待っていろ」

 そう言うと急いで終わらせたようだった。
 衣類を直しもせず、医者はこちらに近づいてきた。

「怪我してるわけじゃないな?帰り血だな、これ。どうした?」

 そう言って覗きこもうとする。
 掴んでいた服を離し、医者の首の後ろへと手を伸ばす。

「なんだ?俺とそんなにやりたくて、急いできたのか?」

 いきなり下世話な顔になる。
 その首を掴んで動かないようにして、ナイフを叩きこんだ。

「!!!」

 慌てて医者離れた。
 喉から鮮血がほとばしる。

 しまったな、やはり少し目標がずれた。
 しかし喉笛が切れたらしく、声が出ないようだ。

 ぼんやりとその様子を見る。
 何か一生懸命に言おうとしているようだった。
 首を抑えて、そのまま尻もちをつく。

 辺りが赤く染まる。

 ふと、自分も血に汚れているの気付いた。
 奴らの血だな。
 気持ち悪いな。

 ふと医務室の奥の、給湯室の隣にシャワールームがあったのを思い出した。

 体を洗いたくなった。

 転がっている医者を無視して奥に行こうとして、足首を掴まれた。
 じゃまだな。
 そう思って持っているナイフでそれを刺した。

 離れる。

 のたうちまわるそいつは放っておいて、シャワールームに近づき、中途半端に脱がされえていた上着を脱ぐ。
 そしてブーツも取り去り、そこに入った。

 勢いよくお湯が出てくる。
 と同時にここでもあの医者に犯された事を思い出し、吐き気がこみ上げた。

 吐く。
 胃の中のもの全部出す勢いで吐き出した。

 しばらくうずくまって動けなかった。
 今更ながら手が震えた。

 どれくらい経ったのだろうか。
 なんとか立ち上がり、シャワーを止めて、身体を乾燥させる。
 そしてそこから出て上着を着た。
 帰り血で汚れていたが、他に着るものも無かった。

 ふと、下の服を診療室に置いてきたのに気づいて、そちらにいった。
 そこには床で動かない医者と、未だに裸で拘束されている同僚、そして数人の規律員がいた。

 私は拘束された。
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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
妄想かもしれないこの話、楽しんで頂けるとありがたいです。

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