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水晶薔薇庭園館綺譚47 追悼会(6月中旬)

「こっちは****で、***するから、オーリィは@@地点で***してくれ。
 そうしたら@@@@になるはずで、ここは大丈夫になるはずだ」
「分かった。じゃあ、そっちは俺に任せろ」

 オーリィはそう言うと、少し楽しそうに笑った。

「何?」

 不思議に思って聞く。

「いや、そうやって指示していると、やっぱりお前はエル・フィンなんだな、って思ってさ」

 そうやって頼もしそうに笑った。
 思わずため息をつきそうになる。

「あのね、オーリィ。君が仕事がしやすいと言うからこっちはそう言うモードになっているんだけどね。
 何なら女性体に変ろうか?」
「辞めろっ!それだけはするなっ!!」

 慌てたようにそう言って、後ずさった。
 なんだよ、この反応。
 相変わらず失礼だな。

「じゃあ、さっさと@@地点に言って仕事しろ」
「OK分かったよ」

 そう言うとそそくさと彼はそちらに向かった。

 指示した場所で指示したとおりに仕事をしてくれたのは、エネルギーの流れを見ていて直ぐに分かった。

 よし、これで大丈夫だ。

 ほっとしたところで、いきなり背後からガツッと首に腕を回された。
 一瞬息がとまるかと思った。

「よぉ、フィン。今から飲みに行かないか?」
「…………セラフィト様、仕事中ですが?」

 思わず冷ややかに言ってしまう。

「仕事なら今終わっただろ?それで最期じゃないのか?」

 何故か相変わらずこちらの仕事を把握しているようだった。

「確かにそうですが……」
「なら付き合え。ニールスにも声を掛けてある」
「は?ニールス様も?」

 思わず不思議に思って聞いてしまう。
 そこにオーリィが帰ってきた。

「セリー殿?」
「よぉ、オーリィ。今から飲みに行くぞ」

 戻ってきたオーリィに楽しげに手をあげて合図する。

「今から?何でまた…」

 びっくりしたようにオーリィも言う。

「さ、行くぞ」

 そう言うとセラフィト様は僕とオーリィをガッツリ捕まえて、引きずって歩き出した。



 着いた場所は去年の日食式典後に3人で飲んだ店だった。
 ここの店はテーブルがそれぞれ独立したような形になっている。
 だから他の人に邪魔されず、仲間内で飲むには良い場所だった。

「セラフィト様、二人にちゃんと話はしたんですか?」

 笑いをかみ殺したようにニールス様が控えめに言う。

「おう。飲みに行くぞと言って引っ張ってきた」
「それ、話した事になるのかなぁ…」

 実際に僕とオーリィは何故いきなり店に連れ込まれたのか、イマイチ把握しかねていた。
 かなり不思議そうな顔をしていたんだと思う。

「えーと…・?」
「ま、仲間内で一種の追悼会をしようと思ってな。どっかのバカの為の」

 思わずそう言って尋ねようとしたら、先にセラフィト様に言われて、思わず黙りこむ。
 それはオーリィも同じだ。

「どうせお前らの事だから、泣いてないんだろう?」
「泣きました」
「泣いて悪いか」

 思わず仏頂面でそう答える。
 オーリィも同じだ。
 彼の方が結構ボロボロだったのは覚えている。

 こっちは家に帰ってからようやくツインの前で泣いたくらいだ。

「だからさ、あのバカに文句でも言いながら、一杯やろうと思ってな」

 そう言ってウインクして見せる。
 全くこの方は……、ご自分だって悲しいだろうに。

「くそっ。また泣かせる気か?」
「何度泣いても良いんじゃないか?その方が溜め込むよりよっぽど良いぞ」

 オーリィとセラフィト様の会話を聞いて、思わず笑ってしまう。

「確かにそうかもね。でも文句は当人に言ってしまったからなぁ」

 そう言うとセラフィト様とニールス様はやれやれ、といった様子を見せた。
 あれ?なんかおかしいかな?

「じゃあ、思い出話でもしながら?」
「やめろ~~!余計に泣けてくる。と言うか泣くぞ、今からでも」

 そう言うオーリィは既に眼がうるんでいる。
 それを見て思わず微笑みながら、視界がぼやける。
 あれ、ダメだな。
 さんざん泣いたと思ったのにな。

「取りあえず、どっかのバカの安らかな眠りに乾杯しよう」

 そうセラフィト様が言った。
 優しい声だった。

+++++


ちなみにフィンは水割りかオンザロックを。
ニールス様は水割りだな。
セラフィト様はブランデー辺りをちびちび?
オーリィさんは……、カンパリオレンジとカンパリグレープフルーツでさんざん悩んで、後者に決めたらしいです。

笑と泣きとぼやきとか混ぜ混ぜで、なんか飲んだ気がします。


取りえずこれで一段落、かな?
さて、新しい仕事仲間の説明&話をするか~。

その前に名古屋オフ会転載だなww
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Comments

こーゆー時、大人は飲めていいよなーーーww

‥‥ぼやく子供がおりますよ(苦笑)
どうせ、オーリィさんと対して変わらんだろ~に(爆)
Posted at 2010.07.01 (22:15) by ネコ長 (URL) | [編集]
てか、今からでも泣けます。>ボロボロ

セリーさんお優しいですよね。
ご自分も万感の想いを抱いてらっしゃるのに。
つか、セリーさんもお一人では耐えられなかったんじゃないですかね。

…仕事中に女性体になるのは勘弁してください。
Posted at 2010.07.02 (02:02) by フランチェスカ (URL) | [編集]
> こーゆー時、大人は飲めていいよなーーーww
>
> ‥‥ぼやく子供がおりますよ(苦笑)
> どうせ、オーリィさんと対して変わらんだろ~に(爆)

いや、呑む店でバイトをしている君は一体何なのだ??
子供っても18歳くらいだろーに、密かに飲んでいる癖に…・。

と何故か思った。
オーリィさんより強いと思うよ~。
Posted at 2010.07.02 (20:31) by たか1717 (URL) | [編集]
> てか、今からでも泣けます。>ボロボロ
>
> セリーさんお優しいですよね。
> ご自分も万感の想いを抱いてらっしゃるのに。
> つか、セリーさんもお一人では耐えられなかったんじゃないですかね。
>

えーと、泣かないでくださいなi-201
セラフィト様は本当に優しい人です。
でもそれを悟らせないようにしているところもあったりしてww

> …仕事中に女性体になるのは勘弁してください。

だからやってませんって 苦笑
脅し文句に使っているだけです♪
Posted at 2010.07.02 (20:34) by たか1717 (URL) | [編集]
あれ?18くらいまで成長したんだ?前は15~6だったのに ←
堂々と飲みに行くにはまだ無理があるからじゃないかな(笑)
Posted at 2010.07.02 (21:20) by ネコ長 (URL) | [編集]
セラフィト様でた~♡
ヽ(▽ `)ノワーイ♪ヽ(´▽`)ノワーイ♪ヽ( ´▽)ノ

…いや、これだけです…
Posted at 2010.07.02 (21:31) by なが (URL) | [編集]
> あれ?18くらいまで成長したんだ?前は15~6だったのに ←
> 堂々と飲みに行くにはまだ無理があるからじゃないかな(笑)

だから成長したってi-202
確かに堂々とはまだ無理だニャ~。
こっそり飲んでいそーだけどねww
Posted at 2010.07.03 (21:08) by たか1717 (URL) | [編集]
> セラフィト様でた~♡
> ヽ(▽ `)ノワーイ♪ヽ(´▽`)ノワーイ♪ヽ( ´▽)ノ
>
> …いや、これだけです…

そーいえば、セラフィト様のファンでしたっけ…………(遠い目
そんなにうれしいんだ??
Posted at 2010.07.03 (21:09) by たか1717 (URL) | [編集]
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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
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