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ただの物語 断片37

なんか突然出て来たもの。
今まで書いたものとはまた全然違う時代です。

 これはただの物語です。
  さらっと流して下さいね? 


**********

 目が疲れたので眼鏡をはずして、軽く目頭をもむ。
 明りは魔法で作ったものがあるので、本を読むには問題は無い。
 問題はこの魔法書の方だ。

 魔力が強すぎて読むほうが疲れる。
 一応リミッターである眼鏡越しである分、まだそれでも受ける魔力は半減している。

 そうしてリミッターである眼鏡を外すと、感覚が嫌でも広がる。
 この図書室全体隅々まで自分の感覚範囲で把握できてしまう。
 望めば何処にだれが居て、何をしているのかまで分かるそれに辟易する。
 
 生まれ持ったものとはいえ、この能力には困っていた。
 それでも訓練によってある程度は抑えることが出来るようなっているし、視覚に水晶一枚とはいえ間に入れることで、さらに半減することを知ってからは、必ず眼鏡をするようにしている。

 もちろん視覚矯正する必要がないので伊達なのだが。

 広がった感覚に引っ掛かるものがあった。
 この大学の図書館に来るには不似合いな相手だった。

「ここに居らっしゃいましたか」

 その軍人は机の前に来ると、そう言った。
 仕方なしに眼鏡をして、そいつに目をやる。

「軍の方が何のご用ですか?」

 そう冷たく言いきる。

「もちろん協力要請です、教授。是非私たちの魔法部隊の訓練顧問になってもらいたく……」
「お帰り下さい」

 途中で冷たくぴしゃりと言い切る。
 そして目を眇めてそいつをみる。
 その冷徹な視線を受けて相手が固まる。

「何度言われても同じです。上の方々にもお伝えしたように、私は軍に協力する気はありません。魔法を人殺しの道具に使う指導など真っ平ごめんです。お帰り下さい」

 そう言って読んでいた魔法書に、視線を落とす。
 視線が外れた途端に我に返って慌てるのが分かる。

「しかし私は…」

 言いかけるのを視線だけ上げて見る。
 それだけでそいつは言葉が続かなかった。
 こんな小心者を自分によこすなど、軍上層部は何を考えているのだろう。

「聞えませんでしたか?お帰り下さいと申し上げているのです」

 静かにそう言うと、相手は顔だけ上下に振り、ぎこちない動作で後ろを向いて歩き始めた。
 鬱陶しい。
 そう静かに思う。

 戦争などやりたければやればいい。
 だが自分が巻き込まれることはご免だと思う。

 そうしてまたこの難解な魔法書に取り組み始めた。

******

ちなみに場所は欧羅巴の方の古~いお城や大学のライブラリーって感じでかなり広いです。
イメージはハリー○ッターの学校。
大学の魔法の教授をやっていたみたい。
教えることは好きなので、授業中は普通に冗談も言えば気さくに生徒に話しかけていた感じ。
そして多分独身のまま過ごして亡くなってます。

ちなみに魔法力は半端じゃない感じ。
多分めちゃくちゃ魔力もあって、精通していたような気がします。

相変わらず名前やら時代背景やらがまるっきり出てきませんが、何でこんなのが出て来たかというと遠足警備をした報告書のコメントにあった
「今回メガネかけていませんでしたか?」
という四期生の言葉から。

ふふふふふ、華南さん、遠足終わったらガッツリ付き合っていただきますからね。
……怖いって

*これの目次などにつきましては「ただの物語について」をご参照ください 。
 目次更新が滞っておりますが……。
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Comments

眼鏡のイケメンさんは好みです。え、違う? 笑
そういえば、トールも学校でだけ伊達眼鏡してますけど、これは何か意味があるのかなあ。

・・・っていうか、お会いしてそうですねえ、なんとなく。
その眼鏡さんに見覚えがあるような・・・^^;
Posted at 2009.11.17 (19:33) by さつきのひかり (URL) | [編集]
華南さんの発言からこんな展開に!
しかもさつきのせんせいまで…
ほんっと現在進行形なんですねー。
お互いにリンクしあってるというか、
一つの水滴の波紋がどんどん広がって行くような。

華南さん、この記事に気がついたらびっくりするかもwww
Posted at 2009.11.17 (20:45) by フランチェスカ (URL) | [編集]
フランチェスカさんから聞きまして、今来ました;
日頃携帯のみで・・・;

わ~~。エル・フィンさんと言うより
知ってる人みたいでして。
なんかカワウソくんで、なんか受信してましたww

わ~~いww
あのあの・・・
ひょっとして教官?ですか???ドキドキww
剣とか教えていましたか???
もしそうなら、子ザルクソガキくんで参りま~~すww
わ~~いww>バカ。
Posted at 2009.11.17 (21:12) by 華南 (URL) | [編集]
めがね~いいですねぇ♪
華南さん~凄いです♪きゅんきゅん~♪

私も~めがね男子さま~好きですよん(^^)
Posted at 2009.11.17 (21:28) by るりるん (URL) | [編集]
> 眼鏡のイケメンさんは好みです。え、違う? 笑
> そういえば、トールも学校でだけ伊達眼鏡してますけど、これは何か意味があるのかなあ。

何か違う……・。
トールさんの眼鏡はなんでしょうねぇ?
ご本人が分からなければ部下はさらに分かりません。

> ・・・っていうか、お会いしてそうですねえ、なんとなく。
> その眼鏡さんに見覚えがあるような・・・^^;

「いい加減にして下さい、学院長」
ってこれ読んだら出て来たんですけど orz
ええ、もう、どれくらい縁が深くても驚きませんとも。
Posted at 2009.11.17 (22:44) by たか1717 (URL) | [編集]
> 華南さんの発言からこんな展開に!
> しかもさつきのせんせいまで…
> ほんっと現在進行形なんですねー。
> お互いにリンクしあってるというか、
> 一つの水滴の波紋がどんどん広がって行くような。

はい、こんな展開になってしまいました orz
だから遠足は怖いんです。
更にさつきのさんまで……。
どれだけ広がるんだ、これ。

> 華南さん、この記事に気がついたらびっくりするかもwww

そら、びっくりするでしょうねぇ 爆
Posted at 2009.11.17 (22:47) by たか1717 (URL) | [編集]
> フランチェスカさんから聞きまして、今来ました;
> 日頃携帯のみで・・・;

あれ?このブログも携帯で読めますよ~。

> わ~~。エル・フィンさんと言うより
> 知ってる人みたいでして。
> なんかカワウソくんで、なんか受信してましたww

うん、この時は「エル・フィン」という名前ではありませぬ。
名前が思い出せなーい…… orz
思い出してくだい。

> わ~~いww
> あのあの・・・
> ひょっとして教官?ですか???ドキドキww
> 剣とか教えていましたか???
> もしそうなら、子ザルクソガキくんで参りま~~すww
> わ~~いww>バカ。

教官というか先生ですね~。
剣はこの時はどうかな?
魔法は教えておりました。

剣はね~、今はトールさんも先生をやっている上の魔法学校で教えております。
とりあえず華南さんは遠足上級編を頑張ってくださいね。
Posted at 2009.11.17 (22:51) by たか1717 (URL) | [編集]
> めがね~いいですねぇ♪
> 華南さん~凄いです♪きゅんきゅん~♪
>
> 私も~めがね男子さま~好きですよん(^^)

……凄いのか???
えーと、何でこんなにメガネで盛り上がる???
不思議だ~。
Posted at 2009.11.17 (22:52) by たか1717 (URL) | [編集]
今晩和。…去年の後半、後に“自分自身で名乗る”コトに、実る等とは想わずに、
DOLL情報のブログで開催されたイベントに参加する為の『キャストの設定用』に、
大昔に、友人の處の[軍]関係なキャラクターに[自分キャラ仕様]で使った名前が、
『ユディア』だったのを想い出したので、使用をして終った…挙げ句の果てにξ
(当時…DOLLオーナー名が、現在[筆名]にしてる『流樂ユレア』とも違ってたι)
◇今頃の時期には…なかなか決着の就かない話しの[裏側]で、実は…コッソリと、
(折しも、クリロズでの[過去話]が出て来て居たのと、同時期ら辺からですがρ)
主催者サンの處に、浮かんで来て仕舞った『キャラクターの背景の[物語]として、
提示をして居たのが…まさしく“魔法学校に関する[過去世]の事柄”と謂う内容』
(因みに[学生]で、名は、現在のHNの元ネタの[石]の綴りを詠み換えて、
『ヱゥディアリーテ』でした†)
と、確か…よしひなサンに、先日のオフ会の際、壱部、話してた気がしますので∥
┗何だか、非常に…複雑な心境で、
コメントに出て来た“学園長”との[言]にも反応して…軽く[自白]をして看ましたρ
Posted at 2009.11.18 (05:12) by ‡You_Dear_Light‡(ユディア†ディアル) (URL) | [編集]
> 今晩和。…去年の後半、後に“自分自身で名乗る”コトに、実る等とは想わずに、
> DOLL情報のブログで開催されたイベントに参加する為の『キャストの設定用』に、
> 大昔に、友人の處の[軍]関係なキャラクターに[自分キャラ仕様]で使った名前が、
> 『ユディア』だったのを想い出したので、使用をして終った…挙げ句の果てにξ
> (当時…DOLLオーナー名が、現在[筆名]にしてる『流樂ユレア』とも違ってたι)
> ◇今頃の時期には…なかなか決着の就かない話しの[裏側]で、実は…コッソリと、
> (折しも、クリロズでの[過去話]が出て来て居たのと、同時期ら辺からですがρ)
> 主催者サンの處に、浮かんで来て仕舞った『キャラクターの背景の[物語]として、
> 提示をして居たのが…まさしく“魔法学校に関する[過去世]の事柄”と謂う内容』
> (因みに[学生]で、名は、現在のHNの元ネタの[石]の綴りを詠み換えて、
> 『ヱゥディアリーテ』でした†)
> と、確か…よしひなサンに、先日のオフ会の際、壱部、話してた気がしますので∥
> ┗何だか、非常に…複雑な心境で、
> コメントに出て来た“学園長”との[言]にも反応して…軽く[自白]をして看ましたρ

すみませんが、何をおっしゃりたいかよく分からないのですが。
そもそも魔法学校自体いっぱいあるモチーフですので、かぶることはあるでしょうねぇ。
Posted at 2009.11.18 (17:20) by たか1717 (URL) | [編集]
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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
妄想かもしれないこの話、楽しんで頂けるとありがたいです。

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