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ただの物語 断片34

式典の解凍確認が追いつかないので、別のもの。

本当はすんごい個人的な話だからどーしよーか迷いましたが、まあ、流れで載せた方がいいかな~と、思いまして。

 これはただの物語です。
  さらっと流して下さいね? 
 あ?本人??流せる訳ないでしょっ!!


******


 次の公休日に事前に連絡もせずにティーラに会いに行ったら、すごいびっくりした顔をされた。

「すこし話があるのだけど、出られないか?」

 そう聞いてみる。
 神殿の一日は大体決まっており、特に式典や行事がなければ自由になる時間もある程度確保できる。
 その時間に合わせて訪問したのだが、もちろんときどき突発的にやることが出来、時間が取れなくなってしまうこともあるのだけど。

「ちょっとだけ待っていて。女神官長様にお断りだけしてくるから」

 そう言ってティーラは奥に戻って行った所をみると、特に何もなかったようだ。
 そのことにちょっとほっとする。
 出撃までに公休日はないし、これ以上休みが取れるそうになかった。

 外出用の服装に着替えたティーラと街を歩きながら郊外へと向かう。
 その最中はたわいもない話をした。
 神殿の農園がどうだの、基地内で起きたばかばかしい騒動だの。

 そうやって話をしながらどうやって切り出すかを考え続けている。
 そのために会話が変な風に途切れがちになり、そのたびに怪訝な表情をされた。

「もう!今日のエル・フィンはおかしいわよ!いったい何があったの?いい加減ちゃんと話しなさい」

 ある程度人のまばらとなった場所でティーラがこちらを向いて、ちょっと怒った様子でそう俺を見上げた。

 仕方がない、ここが覚悟のしどころだと腹をくくる。

「△日後に○○地区の戦場に向かうこととなった」

 とたんにティーラの顔が心配する表情になる。
 毎回戦場に向かうたびにこういう気持ちにさせてしまうことを申し訳なく思う。
 でもそれも今回で終わりだ。
 同時にこれから告げることに緊張もする。

「それが終わったら、地上基地勤務に、戦場に出なくて済むように異動届を提出した。だから、その…」

 思わず言い淀む。
 大きく深呼吸をして、しっかり顔を見る。

「帰ってきたら……、結婚をしよう」

 そう言い切る。
 言い切ってから不安になる。 
 
 ティーラは思いっきり目を見張って、そして俯いた。
 
 その間が少し怖くて、声をかける。

「ティーラ?その、神殿をやめろとか言うんじゃなくて、あの…」
「……わよ」
「え?」

 ぼそりとつぶやいたティーラに言葉を切る。
 顔をあげてきっと睨むように見据えてはっきりと告げられた。

「遅いわよ!どれだけ待ったと思っているのよ、ばかっ」

 うるんだ瞳でそう言われて対応に困る。

「本当に……、どれだけ……」

 語尾が弱くなる。
 思わず抱きしめる。

「その、ごめん、遅くなって」

 そう告げる。

「結婚しよう、これからずっと、もう一人にはしないから」

 手の中の彼女がいとしくて仕方がない。
 本当はもっと早く側にいたかった。
 俺の我儘でずっと我慢させてしまった。

「その言葉、絶対守ってね。守らなかったらどうなっても知らないから」

 冗談めかしてそう告げられる。
 それに微笑む。

「約束します。ちゃんと戻ってくるから、だからもう少しだけ待っていてください」

 そう答えて、額にキスを落した。

「あと」

 さらに続けるとちょっと睨まれる。
 そんなに睨むよーなことじゃないんだけど。

「あの方が立会人をやってくれるという話だから、覚えておいて」

 ティーラの目がもっと大きく見開いた。 


******

あのね、一応言っておきますが、思い出している最中はあまりの恥ずかしさにいったん中断してしまいました。
こんなこと思い出させるな~~~~っ!!
と頭を抱えてしまっていたりして。

現時点で読み返しても恥ずかしいったらありゃしね~~~~っ!!!

ちなみにこの後プレゼント渡してますが、その辺りはもう恥ずかしすぎて思い出したくない、ので向こうに聞いたらやっぱり同じよーに恥ずかしがっておりました。

ごめんね。

ま、関係ない人にはフツーの話ですね。
で、約束、守れませんでした……。

本当にすみません。

…………ここで謝っても仕方ないんだけどね。


*これの目次などにつきましては「ただの物語について」をご参照ください 。

 目次更新が滞っておりますが……。
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Comments

「あ~~~エル・フィンにまで先越された!!あり得ないわっ!
な~んてね^^
二人共本当におめでとう!良かったね^^末永くお幸せにね♪♪」
…こんな一言すら贈れなかったなんて、なんという時代だったのでしょうね…。
まぁ当時はリーシャなので、贈ってもこんな感じだったと思いますがw
でも、そう遠くない未来、今度はアリスから、ようやく言える日がくるのかな?^^
Posted at 2009.10.28 (22:38) by マッチャ (URL) | [編集]
> 「あ~~~エル・フィンにまで先越された!!あり得ないわっ!
> な~んてね^^
> 二人共本当におめでとう!良かったね^^末永くお幸せにね♪♪」
> …こんな一言すら贈れなかったなんて、なんという時代だったのでしょうね…。
> まぁ当時はリーシャなので、贈ってもこんな感じだったと思いますがw
> でも、そう遠くない未来、今度はアリスから、ようやく言える日がくるのかな?^^

あり得ないって 爆
確かにあの人一見、結婚できなさそうですよねi-202
無愛想だし。

でも本当になんという時代だったんだろうねぇ。
地球上では未だそういう場所もあるのを考えると、けっこう複雑ですが。
アリスさんからのお祝いの言葉はいただける……、なんだろ、ミョーな気分になってきた 笑
Posted at 2009.10.29 (12:12) by たか1717 (URL) | [編集]
>ちなみにこの後プレゼント渡してますが、その辺りはもう恥ずかしすぎて思い出したくない、ので向こうに聞いたらやっぱり同じよーに恥ずかしがっておりました。

すんごいわかって、笑ってしまった。
こういう恥ずかしい記憶は本当、遠慮したい。
・・・でも、本当は幸せの記憶なんだけどねw

報告聞いてたら、「やったな~」って言って、
バシバシ叩くくらいしかできなかっただろうな。うちは。
Posted at 2009.10.29 (15:43) by wakka○ (URL) | [編集]
> すんごいわかって、笑ってしまった。
> こういう恥ずかしい記憶は本当、遠慮したい。
> ・・・でも、本当は幸せの記憶なんだけどねw

そうそう、本当は幸せの記憶なんですけどね。
でも恥ずかし過ぎてもう訳わからなくなったりww
分かりますよね♪

> 報告聞いてたら、「やったな~」って言って、
> バシバシ叩くくらいしかできなかっただろうな。うちは。

バシバシ叩かれたんだろーなぁとしみじみ思いましたわ、ルーシェさんに。
その延長で何か羽目外されて怒鳴っていそーだなぁ。
Posted at 2009.10.29 (22:05) by たか1717 (URL) | [編集]
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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
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