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ただの物語 断片26 決心

 これはただの物語です。
 さらっと流してくださいね? 

******

 大切な子に会った。
 大切で大切でずーっと守ってあげたい子だった。
 そしてこれからずっと一緒にいれるかと思った。
 でも母さまと父さまはまだ早いからダメって言った。

「もっと大きくなってからね」

 母さまはそう言った。

 大きくなってから。
 それは一体いつなんだろう。

 悲しくて悲しくて、家に帰ってからもずっと悲しかった。
 家にいたくなかったから、いつもの場所に行って、こらえ切れなくて泣いていた。

「エル・フィン、どーしたの?」

 そう声をかけてきたのはリーシャだ。
 でも答えれなくて、答えたらもっと泣きそうで嫌だから、何も言わなかった。

 リーシャはそれ以上は何も言わずに隣に座った。
 何も言わなかった。

 ずっと泣いている僕の隣にいた。

 だんだん日が暮れて夕焼けになってきた。

「きれいな夕日だね」

 そうリーシャは言った。

「うん」

 ようやくそう言えた。
 涙がようやく止まってくれた。

「星が出てきたね…、帰ろう?」

 隣で立ち上がってリーシャが言う。
 手を差し出している。

「うん」

 それだけ言うと彼女の手をつないで歩き始めた。

 いつか。
 いつかこうやってあの子の手を取って守ってあげるんだ。
 だから本当はこうやって泣いて、リーシャに手をつないでもらっていちゃダメなんだ。

 そう思った。

 強くなろう、誰よりも。
 大事なあの子を護るために。

******

ようやく話になりました。
何で泣いていたのかが全然わからなかったので、書きようがなかったのです。

ティーラさんと最初にあった幼い頃のことです。
まだ子供だから一緒にいられないということが、すごくショックで絶望的に感じたのでした。

子供の頃って明日とか一年後が恐ろしく長い時間に感じていたのも思い出しました。

大人になるとあっという間なのにね 苦笑。


*これの目次などにつきましては「ただの物語について」をご参照ください
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Comments

この時の透明な空の感じがリーシャの記憶にあるようです。
ちょっと切ない気持ちになるな。エル・フィンさんの哀しみが伝わってきたのかも。
Posted at 2009.09.20 (13:52) by マッチャ (URL) | [編集]
> この時の透明な空の感じがリーシャの記憶にあるようです。
> ちょっと切ない気持ちになるな。エル・フィンさんの哀しみが伝わってきたのかも。

この空はこちらも印象に残ってますw
でもなんか情けないなぁと思い返してみたり。

この決心はとても大きなものでしたw
Posted at 2009.09.20 (21:22) by たか1717 (URL) | [編集]
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