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紅緋古譚 27 確認

 部屋の中は少し変な感じがした。
 長く人が住んで無かった冷えた感じだった。

「実際に大怪我して入院していたのは本当だよ」

 先ほどの続きの用にウルフは言った。

「ちょっとしたミスでね。でもルーちゃん出撃中だったでしょ?だから何も知らないままにしておきたかったんだけどねぇ…」

 そうちょっと困ったように言った。

「ふーん、入院中は楽しかった見たいだな」

 何となくニュアンス的に気付いて、そう言った。
 実際こいつなら、女に事欠かないだろうことは予測がついた。
 
「えーとね、ルーちゃん誤解しているみたいだけど、入院中は禁欲生活してました。
 色々お誘いは受けたけどね、怪我で動けなかったしそんな気にならなかったし。
 ルーちゃんが来てくれたら、そりゃやりたかったけどねぇ」

 とってつけたように言われても、余り嬉しくなかった。
 何となく不機嫌になっているのは気付いたが、何故そうなのかイマイチ自分でも把握しかねた。
 更にわざわざ来た自分が馬鹿みたいに思えてきた。

「まあ、それだけ減らず口言えるなら、今は全快なんだな。
 それが確認出来たら良いや、帰る」

 そう言ってドアに向かおうとしたら、いきなり捕まえられていた腕を引っ張られた。

「ルーちゃん。それは無いでしょ。せっかく珍しくそちらから来てくれたっていう喜びに水を差さないでよ」
「これっくらいで喜ぶな。とにかく帰る」
「ルージュ」

 落ちついた声がして、強引に引っ張られる。
 その強さにバランスを崩し、奴の腕の中に崩れ落ちる。

 ソファに座っていたそいつの膝の上に跨る形になって、焦る。
 身体を離そうとしたが、既に体の後ろに腕が回わされ、拘束される形になっていた。
 奴の方に手をかけ、押し放そうとするがビクともしない。
 こういう時の男女の差が恨めしい。

「休暇中でしょ?付き合いなさい」

 間近で言われて何となく反発したくなる。
 思わず睨む。

「散々女とやっていたくせに」
「だから、誤解だって。それを証明してあげる」

 そう言って強引にキスをされる。
 求めてくるような荒々しい口づけに、身体が反応する。
 他の奴らに組み敷かれている時には感じないモノだ。
 思わず腰が動く、と密着していた辺りに固い熱を感じる。
 それが何か分かって、身体が熱くなる。

「ったく何でこんなの着こんでくるんだよ」

 そう耳元で言われて、ムッとする。

「おれの勝手だ」

 そう言い返すと、首筋に笑ったと息がかかった。
 そのまま愛撫され、心臓が跳ね上がる。
 思わずこらえる為に、押し返すために手をついた奴の肩をギュッとつかむ。
 
 奴は片手で器用に前を開けた。
 そうしてタンクトップ越しに身体をまさぐってくる。
 思わず身体が震える。
 嫌悪で無く、これからの熱を予測して、勝手に反応する。

 腰にまわされた手は、いつの間にか腰を撫で回していた。
 
「ふうん…」

 何を思ったのか、そう嬉しそうに言う。
 タンクトップの裾をパンツから引き出して、そこから中に手が入る。
 その手が胸へと上がっていき、わずかなふくらみと下着を確認すると更に、嬉しそうに笑うのを感じた。

「ルージュ、せっかくだから、タンクトップなしで来てくれたら、嬉しかったのにな」
「で、きるか、そんなことっ!」

 そう反発すると、更に苦笑され、思わずその下着を着てきたことを後悔した。
 以前こいつに押し付けられた、透けるレース素材の繊細な下着だった。
 
『たまにはこういうのを身につけて来てくれると嬉しんだけど』

 その時そう言われたのを、何故着てくる気になったのか、自分でもよく分かって無い。
 奴はそのまま片手で器用にタンクトップを、胸の上までたくしあげて、その下着に包まれた胸を眺められた。

 思わず視線を奴から外した。
 見ていられなかった。

「本当に可愛い」

 言われて思わず顔に血が上る。
 そのまま奴に下着越しに唇で愛撫され、思わず感じてしまう。

「う…」

 出来るだけ反応しないようにと、声を殺す。
 するとかすかに笑われたようだった。

 もう片方の手で、パンツの前のホックとジッパーを下ろされる。

「腰を少し上げて」

 言われて促されるままに腰を上げて、ソファの上に膝立ちになると、服を降ろされる。
 奴の体の両脇に膝をついているため、太ももの途中までしか、降ろせずに止まる。
 そして上とおそろいの、隠すところが極端に少ない透けた下着が顕わになる。

 上着は着たまま、タンクトップをたくしあげられ、胸元をあらわにし、また下も降ろされて、下着姿を見上げられている。
 しかもおれに似合いそうもない、代物を身につけて。
 ハッキリ言って恥ずかしかった。
 奴の顔を見ることさえも出来なかった。

 奴はしばらくそんなおれを眺めまわし、ぼそりと言った。

「まずい、予想以上だった。本当にタンクトップなければ、悩殺されるところだった」

 意味が分からず奴の顔を見返す。
 すると奴は優しく笑った。

「退院祝いをありがとう、だな。他の男にこんな姿は絶対に見せるなよ?」

 そう言うと顔を引き寄せられ、更に深い口づけをされる。
 いつもと違い、奴の顔が下にあり不思議な感覚だった。
 まるでおれが奴を押したしているような。

 口づけの合間にも、奴はおれの向きだしの太ももを撫でまわし、更にその上へと上がっていき、優しくお尻を撫でまわした。

 そして繊細なレース越しに女性の陰部に触れる。
 それだけなのに感じて、思わず声が出る。
 奴の肩にしがみついてやり過ごそうとする。
 
 しかし奴は的確に愛撫を施し、おれはどうしようもなくなる。
 触れた場所が熱い。

 下着の中に手を入れられ、更に直接翻弄されて、殺していた声が抑えきれなくなる。

 頭も心も真っ白になって、達したくなる。
 でもそこで何時もはぐらかされる。

「ゆっくり腰を落として」

 言われてゆっくりと腰を下ろす。
 と、熱いモノに触れて一瞬止まる。

 思わず見返す、と近くで欲情に濡れた目でこちらを見ていた。
 だからと言って自分の欲望だけを追い求めているわけじゃないのは、見て分かった。

「そのまま受け入れて」

 言われてそのまま腰を落とす。
 下着を下ろされず、横から奴の欲望を受け入れる。
 
 まるで自ら望んで受けれ入れているような感覚に戸惑い、また奴の欲望の熱さにも戸惑う。
 ゆっくり、でも確実に受け入れ続ける。

 何時もやれれるようにスムーズに受け入れられず、途中で思わず腰止めると、少し咎めるような声で名を呼ばれ、先を促された。

 キツい。

 思わずそう思う。
 深く入ってくるたびに、更に押し広げられるような感覚があり、わずかな痛みを伴っているような感じになる。

 レイプされる時のような、痛みじゃないのが不思議だった。

 なんとか受け入れて、大きく息をつく。
 ちょうど奴の腰の上にまたがった形になり、そのまま奴の胸に倒れ込んで、息を整える。
 これだけですごい疲れていた。

 でも奴はおれが腰を落としている最中も、おれの身体を愛撫し、煽り続けていた。
 おれが奴の胸で息を何とか整えようとしていると、奴が囁くように言った。

「俺がどれだけ禁欲生活をしていたか、分かった?」

 言われて意味が分からず、でも何か感じて腰が勝手に動いた。

「あ……」

 思わず感じてしまい、それも戸惑う。
 自分の中の奴は熱く脈打ち、それだけでおれはどうにかなってってしまいそうな感じだった。

「でも、ルージュも、誰ともやって無いんだね?」

 言われて泣きそうになる。
 やる訳ないだろう。
 男どもも、セックスも嫌いだ。
 こいつ以外は。
 言おうとしたが、言葉にならなかった。

「ウ…、ル、フ…・」

 思わず名を呼ぶ。
 自分の中の変な感じをなんとかして欲しくて。
 どうにかもう、めちゃくちゃにして欲しくて。

 しかし奴は容赦なく言った。

「自分で動けるよね?動いて」
 
 思わず奴をみかした。
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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
妄想かもしれないこの話、楽しんで頂けるとありがたいです。

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