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水晶薔薇庭園館綺譚25 12月上旬のこと

 クリロズ285号室。
 机にもたれかかりながら、目の前に立っている相手を見る。 

「分かっていると思うけど、既に臨時コードは切れている。あとはお前次第だ、レオン」

 そう言うとレオンは下を向いた。
 多分彼は分かっているのだ。
 本当に行かなくてはいけないところに。
 ただそれを邪魔しているものがあるだけだ。

「ちゃんとお前が下に自分の意思を伝えないと、何時まで経っても枷にはまったままなのは分かっているな?」

 そう言うとレオンはうなづいた。
 最初この部屋に来た時は5歳くらいの天パで茶髪・茶色の瞳の親友の末っ子の時の幼い姿だった。

 その為エネルギー的に不安定にならないように、変な物の影響を受けないように臨時のエネルギーコードを繋げていた。

 だが今はもう16歳くらいまで成長し、本来持っている姿が現れ始めている。
 うすい茶色のくせ毛に、青みががかったグリーンの瞳。
 緑色のラブラドライトに似ているな、と思う。
 ほぼ毎日成長するため、下がレオンの姿を把握しかねているのは知っている。

 そして臨時コードはここまで成長すると障害にしかならず、ティーラを取り戻した時期と同時に徐々に細くしていき、この間完全に切ってしまった。 
 
 成長した、といっても幼いころのこういった癖はまだ抜けきっていない。
 困惑して困っている。

 そう、彼の本体だけが未だに既にないコードを求め、さまよっている。
 その為に不安定になり、こちらの下にすがろうとしている。
 その影響がここに表れている。
 しかし完全にコードを切ったために、本来あるコードが活性化してそろそろ気づき始めるころだ。

 後は下の意識がいまだに幼いころに留まっているのが彼の成長の枷になっている。
 それを取り除くための行動は自分で取るしかない。

「だけど……」

 そこまで言ってまた言葉を切る。
 迷いが見える。
 軽く嘆息する。

「わかった。そうならこちらの下を使ってお前の下に最後通牒を突きつけてやる。それなら大丈夫だな?」

 そう言うと、レオンが力強くうなづき、こちらをしっかり見返してきた。

「お願いします」

 はっきりと自分の意志と声で言う。
 それに微笑む。
 そう、彼はもう大丈夫だ。

「でも、その、また何かあったら、会いに来たり、お願いに来て良いかな?エル・フィン」

 少し心配そうに聴く。

「当たり前だ。何かあったらいつでも頼りに来い。親子なのは間違いないし、それにティーラも会いたがるから、まだときどきブルーヤロウには来てくれないと困る」

 そう言うとレオンは嬉しそうに笑った。

 ティーラの目覚まし方が分からず逡巡した分だけ、彼女がレオンを育てることが出来なくなってしまったのが、申し訳なく思う。
 レオンに近寄りギュッとハグをする。

「お前は大丈夫だ。ちゃんと分かっているのだろう?ならばその結びつきをちゃんと見つめろ。弱音ならいつでも聞いてやるから」
「はい」

 そう答えるのをきく。
 ゆっくり彼を離す。
 不敵な笑みがあった。

 そう、枷が外れればさらに成長するのがわかる。

「じゃあ、また」

 そう言ってレオンは部屋を後にする。

「こちらのことは任せておけ」

 そう言って送り出す。
 さて、これからがひと騒動か。
 既になんとなく下には意志が伝わっているらしく、レオンの下に対する反応が鈍くなっている。
 同時にレオンも下になんとなく意志を伝えようと努力はしているようだ。
 ただそれが変な方向に表れているのが問題だが。
 
 俺の下は多分アリスと仮説ツインコードが切れた時と同じ感触があるようだ。
 ならば話が早い。
 このことを下に知らせればいいだけだ。

 そうすれば全てがあるべきところに動き始める。

**********

レオン君の本体さんツイン自覚前のお話ですね~。
読んでわかるようにレオン君自信は全部分かってます。
ついでに宣言」で書かれていたDLされたことってこれ↑です。

これが降りて来たとき、実はメッチャ頭抱えました~~~ orz
ま、良い思い出だ。

ちなみにコード切れるとやっぱり微妙な喪失感と今までの感覚が変化します。
繋がっていたのが繋がらなくなる感じ、というか距離が出来ると言うか。
そう言うものなのでしょうねぇ。


そうそう、昨日は上の二人はブルーヤロウでピクニックをしていたようです。
あそこ森ってあるのかな?
虹色の妖精と出逢ったような~~~。
うん、妄想妄想。

今日は不明。
昨日チョコをガッツリ食ったせいだな。
何故か私はコーヒーとチョコを摂ると、上との接続が悪くなります。
繋がり過ぎてクラクラする人にはお勧めの方法ですw


※登場人物などに関しましては「水晶薔薇庭園館綺譚について」をご参照願います 。
また足らなくなってますけど~。

☆ただの物語に関してはカテゴリに目次を追加しましたw
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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
妄想かもしれないこの話、楽しんで頂けるとありがたいです。

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