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ただの物語 Dark Age3

前説明は省略しますね。

 これはただの物語です。
  さらっと流して下さいね? 

++++++++++

 髪をかき上げる感触にふと眼を開ける。

「大丈夫か?」

 そう#####が聞く。

「………どこをどう取ったら大丈夫に見える?」

 憮然としてそう聞く。
 男に、しかも油断していたとはいえ#####に組み敷かれるなんて失態を演じるなんて。
 どちらにしても抵抗を放棄した段階でかなり自棄になっていたが。
 今も体がだるく、はっきり言ってすべて忘れて不貞寝してしまいたい気分だった。
 もちろんその前に体も洗い流したかったが。

 そういう#####は勝手にシャワールームを使ったらしく、髪がぬれていた。
 
「そう答えられるんなら大丈夫だな」

 そういって笑うのを見上げる。
 なんとなくこいつが同性にもそれなりにモテたりするのがわかるような気がした。
 確かにこうやってみるとそれなりに魅力的に見える、のはきっと自分が今弱っているからだと強引に結論付ける。

「寝る、とっとと帰れお前」
「なんだそれ、冷たいな~」

 そう笑ったそいつを睨みつける。

「るさい。気分が最低なんだ」

 それだけ言うと目を閉じる。
 今更ながら自棄になって身を任せたことに軽い自己嫌悪に陥っていた。
 するといきなり額にキスされる。
 それに気づいて目を開けると間近に#####の顔があった。
 睨むのを無視して、真剣な顔して覗き込んでいた。

「最低ついでに全部吐けよ、何があったのか」

 言われて視線を軽く外す。
 確かにこれ以上情けないこともないか、と思う。

「……、ツインの親友だったんだ、彼女」

 ぼそっと言いだした俺に怪訝な顔を一瞬する。

「あの、ぶつかった彼女か?」

 確認されて頷く。

「ツインは…」
「ツインはどこに居るかわからない。そもそも今も自分のツインという存在であるかさえも」

 #####は怪訝そうな顔になる。

「前世で、彼女はある研究施設に研究員をしていた。だが罠に陥れられて逆に人体実験の材料にされてしまった。俺は、それを助けれなかった。助けると誓っていたのに」

 言い出してその時のことが思いだされる。
 一番の失態だった。
 自分は彼女を守りきれると思いあがっていたのだ。

「手を出せなくて、助けられなくて数年たって放棄された彼女は彼女じゃなくなっていた。魔に体も魂も侵され人でさえなくなっていた」

 言いながら涙があふれてくる。
 あの悔しさは今も覚えている。

「でもそのままにしておけなくて、助けたくて、自分の手で殺めたんだ。それで助かると思った。しかし違っていた。魂さえも魔や他の魂と切り貼りされていて通常の中間生の場所に来てなかった。いや、来れなかった」

 じっと#####が聞いているのがわかる。
 もう目を開けて見ていられなかった。

「転生ぎりぎりまで、魔に侵された魂が落ちる狭間の世界で探し回った。でもいなかった。俺は魔界には行けないし、闇の奥にも行けない。
 でも魂は転生して旅をすると聞いた。だから一縷の望みをかけて俺は今ここに転生してきた。忘れたくなかったから。
 しかしこの世界にも彼女を感じない」

 #####が言葉を探しているのがわかる。

「その、お前はツインの影響を……」
「俺が無事だったのはことが起こる前にツインがツインコードを切って細くしていたから、影響が少なくて済んだだけだ。それがなかったツインの親友はショックで人形のようになってしまっていた。彼女とそのツインもこの事件に巻き込まれたから……。でも俺もその後正気を保っていた覚えはない」

 そいうって言葉を切ると#####も黙り込んでしまった。
 これ以上何をどう言って良いのかこちらも分からず、何を言って良いのか分からず黙る。
 しばらく沈黙が続いた。

「それでも、ツインの親友の子は転生できたんだな」

 ポツリと#####がつぶやく。

「ああ、だから驚いたし、逆にツインの不在もくっきりと思い知らされた」

 そう答える。
 涙は止まっていた。
 まったくなんでこんな奴にこんな失態ばかり見せることになっているだろうかとふと思う。
 めぐりあわせ、なんだろうな。

「大丈夫じゃないのか」

 いきなりそんなことを言い出す。

「***は諦める気ないだろ?ツインを探しだすことを。じゃなきゃこんなに苦しんだりしなだろうし、ならいつかは巡り合えるだろ」

 のんきなその言い方に一瞬ムッとして、思わず目を開けて睨む。
 だが言い方はのんきながらかなり真面目な目をしていた。

「おれだって諦める気はねーもん。大丈夫だって。いつか会えるさ」

 そう言って笑うこいつをみたら、一度最低まで落ちていた気分がちょっとだけ浮上した。
 もちろん胸の奥にあったものをぶちまけてしまったのもあるとは思うが。
 だから、自分が知っていることと感知したことを教える気になった。

「ツインコードはさ」
「うん?」
「自力で切っても完全には切れないんだとさ。すごく細くて感知できなくても繋がっているというのを聞いたことがある」
「へえ?」

 言った途端やっぱりこいつの雰囲気が変わった。
 
「リミッターがなくてお前と近くに居るからわかるけど、お前のツインコード、完全に切れていない。ほんのわずかだが繋がっている。だからそこから辿れば見つかるはずだ」

 そう、それは本当にかすかだったが確実につながっていた。
 それをきくと#####は本当にうれしそうに笑った。

「サンキュ、***。愛しているぜっ!」

 そう言うといきなりがばっと抱きついてきた。
 そしてキスされた。

「やめろっ!!おまえはっ!それをきいてどうしてこういうことが出来るっ!」

 強引に引き離してそう怒る。

「え~?だって本当に愛しているんだぜ?」
「そう言うのはツインにだけ言えばいいんだ!」

 そう言ってもにやにや笑っている。
 まったくどうしようもない。

「もう帰れっ!」
「え~、こんな時間交通がとまっているじゃん。泊めてよ」
「知らんっ!」

 そう言って上掛けに包まって背中を向けてやる。

「ちょっとぉ、冷たくないかぁ?一緒に眠ろうよぉ」
「断るっ!」
「ケチ」

 そう言うと背後でごそごそと身支度をしているのを感じる。
 それを無視していると背後から声をかけられた。

「じゃあ、また明日な」

 その声が届いたかと思ったら、強引に肩を掴まれ向き直され、またキスされる。
 思わず手元に合った枕で殴ってやる。

「誰が会うかっ」
「うん、***はそう言っているほうがらしいよ」

 そう言って笑うと#####は出て行った。
 ったく。
 半分呆れ切った感じでそのままベッドに突っ伏した。
 どちらにしても体はすごい疲れていたからそのまま眠ってしまったようだった。

++++++++++

弱音吐きまくり編です 苦笑

そーいえばこれのチェックお願いした時にぽそっと
「二人とも全裸なんだよね~」
と言ったらよしひなさんが脱力して灰になってましたねぇ ←他人事

いーじゃんそれくらい。
こっちは半リアルで思い出させられたんだから、もっと脱力・自棄モードでしたわよ。

ちなみに以前にレティシエルは「ツインはいる」と言ってましたが、実はツインコードが切れているのに気付いて問いただしたということがありました。

これもそのうち書くか~~~。

で、後日談編に続きます。
あるんだな、後日談 苦笑
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Author:たか1717
なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
妄想かもしれないこの話、楽しんで頂けるとありがたいです。

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