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ただの物語・断片14

これはただの物語です。
さらっと流してくださいね♪

******

(しずかだな)

 ふと彼はそう思った。
 本当はそこが静かな訳はなかった。
 最終決戦が行われている戦場なのだから。

 しかし負傷し、建物の通路から下に落ちた彼には上の喧騒は聞こえなかった。

 コマンドを目的の場所に行かせるために盾になり、体に多くの刀傷を受け、戦線から脱落した。
 その時の衝撃で通路から落ちてしまった。

 その衝撃はすでに去っている。
 痛みも寒さなどもすでに感じない。
 もし落ちなかったとしても出血多量で既に動けなった。
 
(死ぬんだな)

 ぼんやりと彼は思った。
 死ぬことに対しての恐怖はなかった。
 ようやく終わるのだという安堵感があるだけだった。

(しまったな。あの手紙、やっぱり出しておけばよかったな)

 ぼんやりとそんなことを思った。
 昨晩書いた時はあまりの女々しさや、遺言のような内容に縁起が悪いと思い、送らずに捨ててしまっていた。
 もう一度戻って来てから書けばいいのだと、そう自分に言い聞かせて。
 しかし今の状況では戻りようがなかった。

 宛てた先は仕事の関係で遠くに居る幼馴染にして心友の女性。
 誰もが「なぜ恋人じゃないんだ?」首をひねるほど親しい相手。
 そしていま一番、無償の愛を注げる相手。

 その時、変な振動が起きているのに気づいた。
 既に感覚がマヒしているのに、何故そんなものに気付いたのか彼にも不思議だった。

 それはここのエネルギー炉の暴走する振動だった。
 味方がやったのか、相手側が心中する気で暴走をさせたのかは確認のしようがない。
 ただ、このままでは辺り一帯が消しとぶことになりそうだった。

 ふと彼はほほ笑んだ。

(良かったな)

 純粋にそう思う。

(彼女がこの戦いに巻き込まれなくて。ここから遠い地に居て)

 それだけが彼の心を閉めていた。

 意識がゆっくりとフェードアウトする。

 建物を襲う振動はますます激しくなっていった。


******  

何かよく分からない話ですね~。
こちらのブログでは初見えです。

他を知りたい方は本ブログ「上昇気流に乗って」の「ただの物語」カテゴリーへどうぞ♪

いわゆる魂の物語(前世みたいなもの)です。

本当は本ブログに書いた方がいいのでしょうが、関係者で拒否反応が起きるのでこちらに(笑)
今後増えるかも。


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なに見え遠足三期生です。
参加した後に起こった色々な「上」及びその関連のことを書いてます。
妄想かもしれないこの話、楽しんで頂けるとありがたいです。

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